「第48回定時総会」が開催される

2019年7月5日
JPTA NEWS on-line

6月8日から9日の2日間にかけて、国際医療福祉大学 東京赤坂キャンパスにて第48回定時総会が開催されました。

1日目には文部科学大臣 柴山昌彦氏、自由民主党厚生労働部会長 小泉進次郎氏、谷垣禎一氏に、2日目には自由民主党政務調査会長 岸田文雄氏に来賓としてご臨席賜り、ご祝辞を頂戴しました。

当日頂いたご祝辞の概要をご紹介します。

柴山昌彦氏:
現在少子高齢化の未曽有の危機にある日本において、理学療法士の皆さんには、人生100年時代と謳われる現代の高齢者、私が所管している東京オリンピック・パラリンピックを控えてスポーツの関係者、ケガをされた方へのリハビリテーション療法等、様々な方へのご支援に力を発揮していただいています。
50年以上の歴史を持ってこの業界の発展のために取り組んできた皆様に対し、改めて心から敬意と感謝を申し上げます。

小泉進次郎氏:
厚生労働部会長として初めて本総会に参加するにあたり、この団体に親近感を抱いています。その理由の一つは、ずばり「リハビリ」です。皆さんは患者さん達の身体の変化に合わせ、機能回復のためにリハビリを行っていますが、実は、我々政治家の仕事も社会変化に合わせた「日本のリハビリ」と言えるのです。
社会構造が変化し続けている現代、今までの機能や在り方は通用しなくなりつつあります。
変わりゆく情勢の真っ只中、発想の転換による新たな国作りの必要性に直面している我々にとって、機能回復のための「リハビリ」は一つのキーワードです。
この世の中、考え直すべきことが山積しています。これからも日本のリハビリを、大きな背骨を正していくための活動を一生懸命頑張っていきたいと思います。今後ともどうか宜しくお願い致します。

谷垣禎一氏:
私は今、定期的なリハビリの日程を中心にスケジュールを組んで過ごしています。理学療法士の先生にお世話になりながらリハビリに勤しむ日々の中で、身体を動かす楽しみを実感しています。この楽しみは、障害の有無や年齢に関わらず感じられるものではないでしょうか。
多くの方が少しでもご自身の身体能力を高め、生活の質の向上を目指せることはとても大切です。その活動を指導し、励ましながら支えている理学療法士の皆様方のお仕事は、非常に意義あるものだと思います。
より多くの方が身体を動かす楽しみを見出し、そして実感できる社会のために、皆様には頑張っていただきたいと思っています。理学療法士の前途がますます輝くよう、心からお祈り申し上げます。

岸田文雄氏:
理学療法の進歩・発展、理学療法士の質向上を通し、国民の健康維持等に大きな貢献をされている皆様方の大変な努力に心から敬意を表します。
令和という新しい時代を迎え、社会の様々な変化が予期される中、私は社会保障制度の「持続可能性」の方向を示すことが肝要だと考えています。これからの「人生100年時代」に必要なのは、長い一生の質を高めることだと強く思っております。
高齢者、障害者、全ての方々の生活の質をいかに維持し、更に向上を図っていくかが重要です。
そのような視点でいえば、治療や身体に関する様々なアドバイスを行う理学療法士の重要性は今後ますます高まるように思います。
皆様方のご尽力によって新たな時代がより明るく、より豊かなものになることを祈念致します。

柴山昌彦氏

小泉進次郎氏

谷垣禎一氏

岸田文雄氏

審議議案等の概要については、以下の通りです。

<審議議案>

  • 第1号議案 名誉会員の承認を求める件
  • 第2号議案 会員の除名の件
  • 第3号議案 定款改正案の承認を求める件
  • 第4号議案 定款細則改正案の承認を求める件
  • 第5号議案 2019・2020年度役員の選任を求める件
  • 第6号議案 役員報酬等委員の承認を求める件
  • 第7号議案 議事運営委員の承認を求める件
  • 第8号議案 2018年度事業の報告ならびに決算書類の承認を求める件

<報告議案>

  1. 2018年度 監査報告
  2. 2019年度 事業計画、予算
  3. 会館建設の方針と会館建設積立金の取り扱いについて
  4. 臨床実習指導者講習会について
  5. 新生涯学習システム制度について

総会の様子

なお、議案・報告事項・意見交換について、会員の皆様は会員限定コンテンツより「第48回定時総会報告書(ダイジェスト版)」をご覧いただけます。
また、ダイジェスト冊子版を会報誌・学術誌とあわせて6月下旬頃に送付しました。是非ご覧ください。

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