「組織運営協議会」が開催される

2019年10月25日
JPTA NEWS on-line

2019年10月20日、2019年度組織運営協議会がTKPガーデンシティPREMIUM神保町プレミアムガーデンにて開催、以下の議題について協議および報告がなされました。

協議事項
1.55周年記念事業(47都道府県啓発イベント)について
2020年度に本会が設立55周年を迎えるにあたり、記念事業の企画内容について協議しました。都道府県理学療法士会に対し、理学療法の日(理学療法週間)にあわせて55周年記念事業としてのイベント企画を提案したほか、新聞広告、グッズ配付などの企画も提案し、意見交換ののち今年中に決定事項を都道府県に連絡することになりました。

報告事項
1.認定理学療法士・専門理学療法士制度の概観について
2021年4月から導入予定の新生涯学習制度における認定理学療法士・専門理学療法士制度について、新制度における各資格の定義(到達目標)と位置づけ、認定分野案などの骨格が提示されました。

なお、当初は医療広告ガイドラインに対応した制度とすることを目指していましたが、2018年5月公布の医療法改正法により、ホームページが医療広告に該当するとともに「広告可能事項の限定解除要件」が定められたことにより、公開の仕方によっては、現行の制度でも広報に用いることが可能である旨についても報告されました。そのため現段階の制度は、医療広告ガイドラインに準規した制度を前提としない骨格であることも提示されました。

2.組織体制強化の方向性について
組織体制検討委員会の議論をもとに、組織体制への再構築案が提示されました。社会保障費用の削減、理学療法士の過剰供給といった多様な課題に対応できる組織作りのため、①協会内部の組織の強化、②都道府県理学療法士会との一体化した組織づくり、士会の機能の強化、市町村対応可能組織、③学会・協会の連携の明確化、④上記を達成できる協会理事、地方理事案を考量した選挙の仕組みの検討を目指した組織の改革を目指す。今後さらに検討を進めたうえで来年度の定時総会にて案を提示する予定です。

3.今後のシルバーリハビリ体操指導士養成事業の全国展開について
3年間の事業実施により介護費用の抑制効果が出ている自治体の例などを提示し、現状について報告しました。また、12月15日にJPTAシルリハ事業都道府県コーディネーター全国連絡会議(仮称)を開催予定のため、その開催案内について報告しました。

4.臨床実習指導者講習会について
中央講習会の講師・世話人の変更、都道府県講習会の講師世話人要件の変更、今年度開催予定の中央講習会について報告しました。

5.学校保健に関する担当者選出等のお願いについて
学校保健委員会との窓口となる学校保健・特別支援教育ネットワーク構築に係る士会担当者の推薦について依頼されました。また、今年度開催予定の都道府県士会学校保健担当者会議についても案内しました。

6.2020年重点課題(案)について
2020年度事業について、4つの重点目標(理学療法士の質の向上、理学療法士の職域維持拡大、国際活動の強化、組織力の強化)に対応した重点事業案が提示されました。

7.その他報告事項
・足病変予防研修事業に関するお願い
・管理者ネットワークを活用した協会指定管理者向けの情報配信について
・会館建設の進捗状況について

8.その他
2020年5月23日(土)~24日(日)に開催される「第55回日本理学療法学術研修大会2020 in おおいた」について参加のご案内がありました。

第55回日本理学療法学術研修大会2020 in おおいたホームページはこちら

開会の挨拶をする森本副会長

当日の様子

閉会の挨拶をする斉藤副会長

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