【191106中医協】「実績指数導入後、入棟時FIMが低下傾向、FIM利得が増加傾向」データ報告

2019年11月7日
JPTA NEWS on-line

2019年11月6日に開催された第430回中央社会保険医療協議会総会(以下中医協)において、診療報酬基本問題小委員会からの報告がなされ、中医協として承認されました。

中医協とは、日本の健康保険制度や診療報酬の改定などについて審議する厚生労働大臣の諮問機関です。日本の保険診療の公定価格は中医協の答申に基づき改定されます。

今回の報告には、回復期病棟における実績指数について、実績指数導入後、入棟時FIMが低下傾向、FIM利得が増加傾向にあるとして、「FIM得点の経年的な変化については、FIM測定の制度の担保等を含め、適切な運用を促す仕組みが必要ではないかという意見があった」などの内容がありました。

中医協においてもEBPM(エビデンスに基づく政策立案)が推進されており、データに基づいた議論が行われます。今後中医協においては、今回報告されたデータなどを基に、引き続き令和2年度診療報酬改定に向けた議論が行われます。上記以外にも、急性期病棟・地域包括ケア病棟などの入院医療に関する調査結果についても報告されていますので、ご確認ください。

入退棟時FIM及びFIM利得の年次推移に関する報告(第430回中医協)

第430回中医協の資料はこちら
うち、入院医療等の調査・評価分科会からの報告はこちら
上図含め、入院医療等の調査・評価分科会からの報告【別添】資料編はこちら

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