理学療法の日とは?

私たち理学療法士は、障害があったり、ケガや病気で身体の機能が低下したりした方々を対象に理学療法を提供してきました。
しかし、高齢化する社会や、医療が目まぐるしく発展していく時代の中で「予防」などの様々な分野に活動の場が広がっています。

理学療法の日は、理学療法士についてより多くの方に知っていただくことで、
皆さんの健康にもっと貢献したい、そのような願いでもって定められた日です。

これにちなんだ「理学療法週間」には、全国で様々なイベントやセミナーが開催されています。
ぜひお近くのイベントに参加して、私たちと一緒に健康について考えてみませんか?

Q1どうしてイベントを
開催しているの?

一般的に皆さんが理学療法士と関わる機会といえば、ケガや病気の時に病院で、というケースが多いかもしれません。しかし、理学療法士は実際、病院だけでなく地域のさまざまな場所でも活動をしています。各施設で健康セミナーの講師を務めたり、子どもたちの健康に関するアドバイスをしたりと、地域に出ることで、多くの方々が健康でいられるようなお手伝いをしています。そしてそれをもっと多くの人に知ってもらい、皆さんの健康にもっと貢献していきたい。そのような思いでイベントを開催しています。

Q2どんなイベントがあるの?

イベント内容について

例えば、学生の皆さんを対象とした進路相談や、理学療法の体験会、健康に関する公開講座、地域の高齢者の方々を対象とした介護予防・健康増進のイベント等があります。介護予防・健康増進のイベントは、いくつかの簡単な運動機能テストを実施し、その結果をもとに、日常生活に関するアドバイスを行います。もちろん、介護予防体操や健康相談など、数えきれません。私たち理学療法士が、すべての国民の皆さんが住み慣れた地域でいつまでも自分らしく暮らしていくために活動していることを、イベントを通して知っていただけたらと思います。

こんなことしています!

  • 体操・運動
    各自治体で実施している、介護予防・健康増進につながる体操や運動をレクチャーします。
  • 体力測定
    バランス力、握力、体の柔らかさ、姿勢などチェックし、現状の体力をチェックする測定を行います。
  • 理学療法体験
    理学療法士が普段どういう仕事をしているのかを、実際に間近で見て、体験することができます。
  • 進路相談
    将来理学療法士を目指したいという方に向けに、気軽に話ができる個別の相談会を開催します。
  • 施設見学
    医療施設、介護施設、訪問系の施設など、理学療法士が働く職場を実際にご覧いただけます。
  • 公開講座
    理学療法士や著名人が講師となり、健康にまつわるテーマの公開講座・講演を行います。
  • 専門職研究会
    医療専門職、看護専門職の人などを対象に、理学療法を啓発する研究会を行います。

Q37月17日の由来は?

昭和40年、理学療法士について定めた法律「理学療法士及び作業療法士法」が公布され、翌年、第1回理学療法士国家試験が実施されました。この試験に合格した110名の理学療法士によって同年7月17日に結成されたのが、日本理学療法士協会です。理学療法の日は、この日本理学療法士協会結成の日にちなんで制定されました。 日本理学療法士協会は、理学療法を行う唯一の学術および職能団体として学会の開催や学術書の発行等を通じ、今日に至るまで理学療法の発展と国民の健康に貢献しています。

1963
国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院設立
東京都清瀬市(現在)に理学療法士、作業療法士養成校が厚生省によって設立される
1965
理学療法士及び作業療法士法公布
理学療法士が国家資格として法制化される
1966
第一回国家試験実施/日本理学療法士協会結成
第一回日本理学療法士学会開催/第一回日本理学療法士全国研修会開催
1971
日本理学療法士協会 厚生省により社団法人として認可
2013
社団法人日本理学療法士協会 公益法人へ移行
公益社団法人日本理学療法士協会となる

Q4理学療法ってなんだろう?

皆さんは、理学療法という言葉から何を想像しますか?
病院のリハビリ室、ケガをした人に行う歩行訓練などのイメージを持つ方がいらっしゃるでしょう。
一方で、障がい者スポーツや地域の介護予防教室をイメージした方もいらっしゃるかもしれません。

理学療法とは、身体の機能回復・維持を目的に身体と心の両面からはたらきかける治療法の一つです。
理学療法について定めた法律「理学療法士及び作業療法士法」のなかで理学療法は
「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、
治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されています。

法律にあるように、その人の失われた身体機能を回復・改善することは理学療法の目的の一つです。
その一方で、現在の身体機能や健康を維持・増進し、未来のケガや病気を予防するという目的もあります。
例えば、高齢者の方を対象とした介護予防体操など、効果的な運動支援に理学療法の知識はとても役立ちます。またある日突然、障がい者となっても、車いすバスケなどで知られるように、障がい者スポーツ競技への関わりを通して自分らしく生きていくこともあり、そのような支援も理学療法の一つの形です。

理学療法は、回復・改善と維持・予防の双方から皆さんの暮らしと笑顔を支えています。

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