理学療法の日

第2回「笑顔をあきらめない。」写真コンテスト(2014年)

理学療法とは、身体と心の両面から機能回復・維持を目的に行われる療法の一つです。さらに、日常生活改善するための指導や社会生活のための福祉用具、住宅環境、在宅ケアの調整なども含まれます。近年は、生活習慣病予防、介護予防などの予防医学に対しての助言など幅広い範囲で理学療法士が活動しています。

日本理学療法士協会は「笑顔をあきらめない。」をキャッチコピーに病気や加齢などの何らかの理由により、身体の障害や生活に支障が生じた場合、当事者やそのご家族がその人らしい生活が送れること、また、そのような地域社会を築くことを目指しています。

その思いや活動をより多くの方にご理解頂き、活動の輪が広がるように「笑顔をあきらめない。」公式写真コンテスト(2014年)を開催し、多くの皆様から「笑顔をあきらめない。」にまつわる作品のご応募をいただきました。厳重なる審査の結果、受賞作品が決定いたしましたので公開します。ご応募いただいた皆様、誠にありがとうございました。

選考結果

最優秀賞

作者:仲光 龍太郎 様
テーマ:訪問リハビリの日常

ある訪問先での1枚です。
今回の応募にあたり、特別な場面ではなくいつもの様子を送ろうと思っていました。
病棟やデイケアなど場所・時・人によって様々な笑顔があると思います。
私たちの訪問リハビリでは、これがいつもの風景である事を誇りに思い、象徴的な1枚を応募させていただきました。

優秀賞

作者:川副 巧成 様
テーマ:生活と共にある笑顔

理学療法士の一般的なイメージとは『病院で、白衣を着て患者さんと一緒にリハビリをする人』ではないかと感じています。
しかし、実際には、日々の人々の暮らしにも大きく関わっています。医療での治療者としての役割が重要である事は踏まえつつも、少子高齢化の日本で、在宅や地域での保健や予防活動にも積極的に関わり、人を笑顔にすることが出来る仕事だという事を伝えたい。
これからの理学療法士が目指す一つのデザインとして、白衣ではなく、より暮らしに近い色を見に纏って、その人の傍で笑顔を引き出したい。
そんなイメージで撮った一枚です。

作者:松田 瞳 様
テーマ:楽しくリハビリ

当病院の通園を利用している骨形成不全の2才児。
はじめはお母さんと離れる時、大泣きしていたが、リハビリスタッフにも慣れて泣かずに楽しく1日を過ごせるようになった。表情も豊かになり、抱っこしながらの写真。