理学療法の日

第12回「笑顔をあきらめない。」写真コンテスト(2024年)

日本理学療法士協会は理学療法の日(7月17日)にちなみ、様々な広報活動を行っています。
そのひとつとして、本会のキャッチコピー「笑顔をあきらめない。」を冠した写真コンテストを開催しています。

応募作品の中から優秀作品が選出されましたので、発表します。
ご応募いただいた皆さま誠にありがとうございました。

選考結果

最優秀賞

写真 最優秀賞

タイトル:秋のさんぽで
作者:松政亜美 様

退院してから初めての屋外歩行練習。理学療法士とともに秋を探しながら歩行練習をした場面の一枚です。

優秀賞

写真 優秀賞

タイトル:笑顔で寝返り練習
作者:泉谷康之 様

退院を目前に控えて、GCUのベッドで理学療法士さんに見守ってもらいながら寝返りの練習をしている一枚。もう少しで一人でできそうだけど、もう少しサポートが必要だった頃。支えがあってうつ伏せになれると、やりきった良い表情をしてくれました。

この写真から数日後、無事に退院することができました。500gの未熟児で生まれ、乗り越えた外科手術は5回。1年もの月日がかかりましたが、たくさんの医療従事者の支えのおかげで退院することができました。

写真 優秀賞

タイトル:ホノルルマラソンの42.195キロ完走!
作者:林優子 様

ドラベ症候群の次男は、生後4か月で初めてのけいれん発作を起こしてから、生死を彷徨う闘病生活を送っていました。4歳まで生きるのが難しいと言われていましたが、医療の進歩のおかげで、今年30歳の誕生日を迎えることができました。成人になるころから車いす生活になると言われ、思い出作りにマラソン大会(3キロ)にたくさん出場しました。次第に足を引きずるようになり、これからは「車いす」を押しての参加になるのは寂しいと思っていた時、「足こぎ車いす」に出会いました。リハビリを兼ねて好きだったマラソンを「足こぎ車いす」で続け、2023年12月10日、憧れの「ホノルルマラソン」の42.195キロを8時間39分で完走しました。知的にも重度ですが、応援してもらうのが好きで、完走した時の達成感がたまらなく好きです。今年は8時間を切ることを目標に、練習に打ち込んでいます。目標を持てるって素晴らしい!

佳作

写真 佳作

タイトル:笑顔のBIG WAVE!in 琵琶湖
作者:北川哲也 様

気管切開をしているゆあちゃん。
「琵琶湖で遊ぶなんて怖いかな...」とお母さんが言っていたけど、「みんなで一緒に行くよ!」と理学療法士と通所施設の管理者さん達と一緒に琵琶湖へ!
最初はビクビクしながらも、ニコニコで砂浜用の車いすに乗って楽しみ、みんなを笑顔にしてくれました。
「また行くよ!」と言うと、ゆあちゃんは何回も頷いていました。

写真 佳作

タイトル:あきらめない
作者:太田加菜子 様

息子は中学3年生の時に1型糖尿病を発症しました。小さい頃から野球をしていたので、高校野球も諦めなければならないかもしれないと夢が消えそうになっていました。しかし、インスリン治療と血糖値コントロールをしながら野球ができると知り、その日から病室でグローブとボールを触る日々が始まりました。体力が落ちないように、理学療法士の先生と野球の話をしながらリハビリに励み、入院生活を頑張って過ごしました。

息子の夢は野球選手になることでしたが、1型糖尿病になり、自分も誰かの希望になれるようにと、高校野球を続けるとともに理学療法士になって希望を与える仕事に就きたいという新しい夢を見つけました。理解のある福祉の高校に進学し、周りのサポートと理解を得て、野球を続けています。

あきらめずに前を向いて進んでいる息子に、母である私は助けられています。

いつか同じ病の子に希望を与えられる理学療法士になってほしいと願っています。

写真 佳作

タイトル:頑張るぞー!
作者:林良子 様

お祭りを見に行って骨折しましたが、翌日からのリハビリも笑顔で乗り越えました。「死にそうになったよ」と言った矢先、「あの世の都合もあろうから」と皆を笑わせ、94歳とは思えない回復ぶりを見せました。

退院まで笑顔を忘れず、周りの皆さんに冗談を言って楽しませていました。素晴らしい生き方に感服です。

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