【会員の皆様へ】理学療法士の名称の適正な使用とコンプライアンスの徹底について

理学療法士の名称の適正な使用とコンプライアンスの徹底について

 公益社団法人日本理学療法士協会は、国民の皆様が安心して保健・医療・福祉サービスを利用できる環境を確保するため、理学療法士の名称およびこれに類する名称が適正に使用されることを重要な責務と考えています。

 近年、健康づくりやスポーツ活動への関心の高まりに伴い、運動指導やコンディショニングに関する多様なサービスが提供されています。一方で、専門職の資格や役割について国民が誤認することにより、適切な専門職を選択する機会が損なわれることや、安全性・信頼性の確保に影響を及ぼすことが懸念されています。

 理学療法士は、「理学療法士及び作業療法士法」に基づく名称独占資格です。この制度は、国民が理学療法士を適切に識別し、安全で質の高い保健・医療・福祉サービスを受けられるよう設けられています。本会は、この名称独占資格の趣旨を踏まえ、理学療法士の名称、および理学療法士と誤認されるおそれのある名称の適正な使用を求めます。

 本会は、厚生労働省への確認を踏まえ、「Physio(フィジオ)」をはじめ、「Physical Therapy(フィジカルセラピー)」や「〇〇理学療法士」など、理学療法士またはその資格を有する者であると誤認されるおそれのある名称については、使用態様によっては名称独占制度の対象となり得ると認識しています。
 したがって、理学療法士以外の者が「理学療法士」や「Physio」等の名称、またはこれらに類する名称を使用すること、あるいはそのような使用を推奨・誘導することは、法令の趣旨に反し、国民や関係者に誤認を与えるおそれがあることから、極めて慎重であるべきと考えます。

 本会は、すべての保健・医療・福祉専門職がそれぞれの国家資格制度および専門性を相互に尊重し、国民に対して正確で分かりやすい情報を提供することが、質の高い保健・医療・福祉の実現につながるものと考えています。

 今後も本会は、理学療法士に対する国民の信頼を守るとともに、法令の趣旨に沿った適正な名称使用の推進に努めます。また、名称独占制度の趣旨を損なうおそれのある事案については、事実関係を十分に確認した上で、関係者への説明、是正の申入れ、その他必要な対応を適切に行ってまいります。

公益社団法人日本理学療法士協会
会  長  斉藤 秀之

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