医療チームによるコロナ禍の病棟業務支援について

2020年12月4日
JPTA NEWS on-line

厚生労働省医政局事務連絡

厚生労働省医政局医事課・看護課から、都道府県衛生主管部(局)あてに、医療機関に周知を依頼する事務連絡が発出されました。

基本的な考え方

  1. 私達は、ベッド不足、医師不足、看護師不足に起因する医療崩壊の危機が迫っていることを危惧しています。
  2. 私達は、医療チームの一員として、看護師の絶対数不足や過重労働の現状に危機感を抱いています。
  3. 理学療法士、作業療法士は、看護師業務の代替はできませんが、一部を支援することは可能と考えています。
  4. 今回の考え方及び行動は「医療崩壊」ということが前提で有り、平時における活動を強要するものではありません。

会長からのメッセージ(動画)


日本理学療法士協会会長

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日本作業療法士協会会長

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留意事項

病棟業務支援に従事する際に、理学療法士・作業療法士が把握しておくべき留意事項をまとめました。
支援にあたる際には必ずご一読くださいますようお願いいたします。

支援事例

理学療法士・作業療法士による病棟業務の支援が続けられています。
感染者が急増し看護師が不足するなかで、医療崩壊を防止するための参考としてください。

支援事例の全体版はこちらNEW

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「病棟のリハスタッフの支援により、他病棟からの看護師の人的支援が回避できた」事例

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※支援事例1の記載に誤りがございました。関係者の皆様にお詫び申し上げるとともに訂正いたします。
(誤)1病棟(回復期リハ病棟42床)配属の看護師内クラスターが発生し、23日間、当該病棟の看護師11人が出勤停止
(正)1病棟(回復期リハ病棟42床)が患者内クラスターにより23日間封鎖、看護師11名が出勤停止

「コロナ感染専門病棟での理学療法士の夜勤業務支援により、看護助手の不足が解消された」事例

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「HCU等新型コロナ感染症患者専用病室入室時に病棟業務を協働し業務削減となった」事例

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「理学療法士等の業務支援により、日勤の看護師を他の勤務シフトに変更できた」事例

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「大型連休におけるCOVID-19患者の受入に他病棟からの看護師の人的支援が不要となった」事例

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「理学療法士の支援により、看護師が医療処置に集中できた」事例

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「2病棟が閉鎖し、患者の離床が制限された環境においても褥瘡発生率が減少できた」事例

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「作業療法士による複数部署への看護業務支援で病棟運用の一助となった」事例

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「理学療法士等の病棟業務支援により、毎日0.3名分の看護師の負担が軽減できた」事例

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「重度化しているコロナ専用病棟等の業務サポートで看護師の負担軽減が図れた」事例

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「大量の職員を欠いた中であっても、職員一丸となって病棟運営を保持した」事例

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「廃用症候群の予防、ケアによる自立支援により患者の尊厳が保持できた」事例

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「病棟業務と入院児童の生活支援を実施し、看護師の負担軽減に協力できた」事例NEW

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感染対策

理学療法士・作業療法士は教育カリキュラム上、感染対策に関する項目がありません。
病棟業務支援に従事する際には感染予防対策の理解が必要です。
支援にあたる際には感染予防対策動画をご覧いただきますようお願いいたします。

1)コロナ禍で見直す、感染予防の理論と実践-感染管理と理学療法の両立-

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2)理学療法士のためのCOVID-19感染予防対策動画

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3)COVID-19 感染対策 / 作業療法業務について

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