本会は、2025年11月12日(水)に自由民主党の政務調査会長である小林鷹之氏へ「理学療法士の処遇改善に資する令和7年度補正予算および令和8年度予算に関する要望」を提出しました。
本会からは、斉藤秀之会長、佐々木嘉光副会長が出席し、要望事項について説明しました。
また、千葉県理学療法士会会長の薄直宏氏、千葉県理学療法士会監事の田中康之氏も同席しました。
加えて、組織内議員である小川克巳参議院議員、田中昌史元参議院議員、自由民主党衆議院議員である田野瀬太道氏と斎藤洋明氏も同席し、要望について支援をしていただきました。
【要望事項】
- 理学療法士の確実な処遇改善に資する補正予算での対応および財源を純粋に上乗せするいわゆる「真水」による大規模で抜本的な対応
- 公定価格の引き上げに向けた診療報酬改定財源の確保および約20年変わらない疾患別リハビリテーション料の大幅な引き上げ
- 医療の質を担保する登録理学療法士制度、認定・専門理学療法士制度に対する診療報酬上の評価
- 「攻めの予防医療」の徹底に資する予防理学療法の強力な推進
- 訪問リハビリテーションの開設要件緩和に向けた検討会の設置
- 施行から約60年に及び改正されていない理学療法士の資格法の在り方に関する検討会の設置
本会および同席者より、理学療法士の給与が引き上げられていないことや、約20年間診療報酬があがっていないこと、若い世代の人材が他産業へ流れてしまっていることなどを伝え、早急に処遇改善に向けた対策を講ずる必要があることを強く訴えました。
また、千葉県理学療法士会より、現場における理学療法士の厳しい給与事情や雇用の実情についてもお話しがあり、小林政調会長が深く頷く様子が見られました。
小林政調会長からは、「概ね要望の理解はできた。頑張っていきたい。」と力強い回答がありました。
本会は、引き続き政府与党ならびに関係省庁に対する要望活動を通じて、国民の医療・保健・福祉の増進と、理学療法の推進や充実、処遇改善などを働きかけてまいります。

手交時の集合写真

要望を説明する斉藤秀之会長

理解を示す小林鷹之政務調査会長

