全国自治体病院協議会への要望と意見交換 -「365日リハ提供の実現に向けた専門職配置の推進」「現場で働く3療法士賃上げの確実な実施」にむけて

2026年3月9日
JPTA NEWS on-line

本会は、2026年3月5日、一般社団法人日本作業療法士協会および一般社団法人日本言語聴覚士協会の団体代表とともに、公益社団法人 全国自治体病院協議会(望月泉会長)を訪問し、365日リハビリテーション提供体制の構築とリハビリテーション専門職の処遇改善の2点について、正式な要望と意見交換を行いました。

【要望した内容】

  • 急性期および包括期におけるリハビリテーションの365日提供体制構築の実現に向けたリハビリテーション専門職の配置の推進
  • 令和7年度補正予算および令和8年度診療報酬改定による医療機関等に従事する理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の処遇改善

公益社団法人 全国自治体病院協議会への要望書 365日提供体制
公益社団法人 全国自治体病院協議会への要望書 処遇改善

望月泉会長は、要望に対して全面的に賛同の意を示されました。
365日リハビリテーション提供体制については、制度改正を踏まえ、患者が土日祝日を含めて早期にリハビリテーションを受けられる体制整備を進めることの必要性を確認。一方で、増員を阻む「公立病院の定員管理」や「行政と現場の認識ギャップ」といった制度的・文化的な背景も人材確保の課題として指摘され、リハビリ専門職の増員による収益シミュレーションを病院経営層や行政に対して提示するなど、人材確保に向けた取り組みを進める必要性が確認されました。
処遇改善については、自治体病院では人事院勧告に基づく賃上げが実施されている一方で、診療報酬改定率だけでは人件費増を十分に賄えず、多くの公立病院が厳しい経営状況に置かれていることが説明されました。望月泉会長は、自治体病院は地域医療の最後の砦であることを強調したうえで、地域間の格差を埋めるような医療サービスの提供体制の重要性などについてお話しされ、3療法士の活躍に期待を示されました。

公益社団法人 全国自治体病院協議会 会館(砂防会館)
公益社団法人 全国自治体病院協議会が入っている建物(砂防会館)

今回の要請は、会員の皆様が日々現場で積み上げている努力を、正当な「処遇」と「体制」として形にするためのものです。本会は関連団体との連携や、会員の声をもとにした政策活動を通じ、国民の健康・保健・福祉の増進にむけた理学療法の推進や充実、処遇改善の実現に働きかけてまいります。

公益社団法人 全国自治体病院協議会(JMHA)ホームページ

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