2025年1月29日、本会は独立行政法人国際協力機構とJICA海外協力隊派遣にかかる覚書を、医療系専門職団体として初めて締結しました。これにより、本会より推薦する会員を国費により海外協力隊として派遣することが可能になりました。
本連携派遣プログラムは、カンボジアでのパラアスリートに関わる理学療法士の育成と障害者スポーツの普及を目的として、配属先である国立障害者センターにて、技術指導のみならず、理学療法学生への臨床実習指導や研修会の実施などを通じてカンボジアの理学療法の発展に寄与することが望まれます。
本会とJICAのJICA海外協力隊派遣にかかる覚書の主な内容
○実施期間中に達成される成果
・カンボジアにおける理学療法レベルの向上
・カンボジアにおけるユニバーサルヘルスカバレッジの向上
・カンボジアの障害理解と社会参加、ならびに福祉の向上
○活動内容
・パラリンピック代表選手及びコーチに対し、必要な理学療法の知識を伝える。
・配属先が実施するセミナー、ワークショップ (理学療法、CBR等) の企画、立案、開催に必要な支援を行う。
・理学療法士養成校であるカンボジア健康科学大学付属の養成校 (Technical School for Medical Care: TSMC) の学生及び教員に対し、理学療法に関する講義、実習指導を行う。
本プログラムは、2026年4月から2031年3月までの5年間で、2名の長期派遣と最大12名の短期派遣の計14名を派遣する計画です。
本会における初めての民間連携派遣となる、2025年度3次隊(派遣時期:2026年4月から2年)派遣の希望者を2025年3月2日まで募集しています。
覚書に署名する斉藤秀之会長