自由民主党厚生労働部会「リハビリテーションに関する小委員会」を設置-斉藤秀之会長がリハビリテーション専門職の現状と課題を提言-

2022年2月10日
JPTA NEWS on-line

自由民主党厚生労働部会に「リハビリテーションに関する小委員会」が設置され、2022年2月10日 自由民主党本部で第1回目となる会議が開催されました。
今回の議事は「わが国リハビリテーションと専門職の現状と課題について」と題され、国会議員29名と厚生労働省関係者が出席しました。

厚生労働部会 リハビリテーション小委員会会場

自由民主党厚生労働部会 「リハビリテーションに関する小委員会」会場

会議開催にあたり、牧原秀樹衆議院議員(厚生労働部会長)のご挨拶の後、委員長を務める本会理事 小川克巳参議院議員より、小委員会設置に至った経緯と趣旨が説明されました。

小川克巳参議院議員(リハビリテーションに関する小委員会委員長)

小川克巳参議院議員(リハビリテーションに関する小委員会 委員長)

本会から出席した斉藤秀之会長は、理学療法士及び作業療法士法の制定から50年以上を経て、理学療法士を取り巻く環境が大きく変化している現状と、コロナ禍の影響も含めた現在の医療体制における理学療法の課題を提示し、半田一登前会長は、日本におけるリハビリテーション発祥の経緯に触れ、現代の社会的背景に沿った課題整理の必要性を訴えました。
その後、厚生労働省関係者よりそれぞれの立場におけるリハビリテーションの現状について説明がなされました。

小委員会で発言する斉藤会長

小委員会の場で提言する斉藤秀之会長

最後に行われた意見交換では、出席した国会議員より、地域医療構想における在宅医療推進で生じている課題やこれに伴う医療職における質の担保の議論、理学療法士の処遇問題、教育課程における課題、医師の働き方改革におけるタスクシフト・シェアの流れに合わせた議論を行う必要性など、多面的な視点から意見が上がり、活発な議論がなされました。

第1回会議での意見交換の様子

小委員会での意見交換の様子

高齢化の進展は、リハビリテーションの重要性、国民の皆さまからリハビリテーション専門職に対するニーズの多様性をもたらしています。
本小委員会は全6回に渡って開催され、方向性がとりまとめられる予定です。
国民目線に立った適正なリハビリテーション提供体制の構築に向け、リハビリテーションに焦点を当てて議論が行われる貴重な機会になります。
本会は今後も「リハビリテーションに関する小委員会」を取材し、会員の皆さまに情報をお届けしていきます。

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