理学療法標準評価
理学療法標準評価について
リハビリテーションに関わる評価は、対象とする疾患や病期等に応じて多様化しており、一貫して障害度等を表すことができるものは少ないのではないでしょうか。患者さん・利用者さんへ継ぎ目のない理学療法を提供するには、予防から急性期、回復期、生活期まであらゆる病期を通して運用可能な評価票の構築が求められます。
理学療法標準評価推進運営部会は、令和元年度に活動を開始した理学療法標準評価作成委員会を前身とし、医療・介護に一貫して使用可能な病期・疾患を問わない共有の評価尺度の作成に取り組んできました。
理学療法標準評価(2022年版)は令和2年のフィージビリティスタディ、令和3年の大規模調査を経て、理学療法士の専門性である「基本動作能力」を評価するための指標として作成されました。今後はさらなる研究やシステム開発を行い、普遍的な理学療法評価となることを目指しています。
皆様もぜひご活用ください(現段階では診療・介護報酬算定の根拠となる評価票ではありませんのでご留意ください)。
なお、大規模調査の結果について、会員限定コンテンツ>職能事業>理学療法標準評価のページに掲載しております。
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理学療法標準評価資料
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理学療法標準評価(2022年版)の特徴
- 1. 「能力(できるADL)」と「実行状況(しているADL)」を同時に反映
- 2. 疾患・病期を問わず使用可能
- 3. 内的整合性、検者間信頼性の得られた評価指標である
- 4. FIMや介護認定評価票との高い相関を持つ
- 5. 簡便に評価できる5項目の評価である「リハビリテーション必要度評価」はスクリーニングとして使用可能