ヒアリングにてリハビリテーション専門職の現状と課題を説明
2022年3月23日(水)、参議院議員会館(東京都)において、参議院自民党政策審議会が開催されました。
複数回にわけて各種団体からヒアリングが行われる本会議。
第8回目となる今回は、本会と日本理学療法士連盟及び日本失語症協議会の3団体が参加しました。
参議院自民党政策審議会の様子
冒頭の藤井基之参議院政策審議会長と小川克巳参議院議員(本会理事)の挨拶の後、関係団体からのヒアリングが行われました。
本会から参加した斉藤秀之会長は「我が国のリハビリテーション専門職 現状と課題」と題して以下7項目の課題を説明しました。
- 言葉の使い方(リハビリテーション/リハビリテーション専門職に関して)
- 法令上の課題
- 処遇改善
- 就業実態の把握
- 障害者・児およびリハビリテーション政策を担う省庁への専門家の配置
- 急性期・在宅理学療法
- 理学療法の質の向上
理学療法士及び作業療法士法の制定から50年以上が経過し、リハビリテーション専門職を取り巻く社会的状況も大きく変化している現状を踏まえ、課題解決に向けて政策への反映を検討していただくよう訴えました。
また、半田 一登日本理学療法士連盟会長は「女性・高齢者・障がい者が活き活きと働ける社会づくり」と題し、地域におけるリハビリテーション専門職の活用の重要性を説明しました。
日本失語症協議会の園田尚美理事長は、失語症者の日常生活における現状、支援体制の整備等について8つの要望を提示しました。
ヒアリング後の質疑意見交換では、長年法律改正がなされていないことに疑問を呈する意見があがり、問題意識が共有されました。
また、処遇改善に関する詳細について追加の意見聴取がありました。
国民の皆さまの暮らしを、リハビリテーション専門職として支援するために。
理学療法士の活動の推進や処遇改善に向けて、本会は今回のような機会を通じ、政府への働きかけを行ってまいります。