2024年6月28日に修正された「防災基本計画」において、医療活動、「被災地域外からの災害派遣医療チーム(DMAT)等の派遣」の項に、「日本災害リハビリテーション支援協会(JRAT)」が明記されました。
これまで本会はJRATと協働して被災地の災害支援活動に参加してきましたが、身分に対する補償がなく、災害救助法や防災基本計画等の関係法令等へのリハビリテーション専門職の職名や団体名、JRATの団体名を明記することを求めてきました。今回の結果は、本会、日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会、JRAT等が連携して国に働きかけ、また、リハビリテーションを考える議員連盟などからのお力添えもいただいて結実したものです。
今回、防災基本計画にJRATが明記されたことにより、要請に応えて災害支援活動に従事することが義務となります。その使命に応えるべく、今後も災害支援に係る人材育成や研修の明記と予算措置について国に要望していきます。
今回の成果を活かせるよう、会員の皆さまにおかれましても、日ごろからの災害予防と、災害発生時の医療支援の取り組みについて、これから一層のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。