自由民主党政務調査会厚生労働部会における「リハビリテーションに関する小委員会」(委員長=牧原秀樹衆議院議員)が、12月6日に自民党本部で開催されました。
当日は、本会、日本作業療法士協会および日本言語聴覚士協会からリハビリテーションの現状について聞き取りを行いました。本会からは斉藤秀之会長が出席し、リハビリテーション政策に関する要望を提出しました。
出席した議員からは、「理学療法士の需給問題は取り組んでいくべき」、「障がいのない者に対する予防的な関わりも十分に想定される」、「団体からの要望について、担当省庁は何ができて何ができていないのか取り組んでいるものがあるのか等、整理をしてほしい」といった意見がありました。
本会の要望事項は次のとおりです。
【リハビリテーション政策に関する要望】
Ⅰ 予算・一般政策に関する要望
- こどもの発育および教育環境のさらなる改善に向けた専門的支援の強化
- スポーツ環境のさらなる改善に向けた専門的支援の強化
- 地域における理学療法提供体制の充実
- 多様な人材の労働参加の支援と労働安全衛生・労働生産性向上
- 医療・介護・福祉専門職の処遇改善
- 中央省庁におけるリハビリテーション政策機能のさらなる強化
- 理学療法技術の向上に資する研究・開発への支援
- 理学療法の質向上に資する養成教育の充実
- 理学療法士の資格法に関する検証の場の創設
- その他
Ⅱ 税制に関する要望
- 医療費控除の対象となる健康増進サービスの拡大について
- 送迎車両の自動車税等の減免について
- 福祉用具等における消費税非課税の対象拡大について
- 医療・介護・福祉施設における水道光熱費の消費税非課税化について
- 物価高騰への支援
- 医療・介護専門職種が受ける研修・自己研鑽費用に関する税制優遇の導入について
また、過去のリハビリテーション小委員会の記事はこちらからご覧ください。
自由民主党厚生労働部会 第6回「リハビリテーションに関する小委員会」を開催

冒頭にて挨拶を述べる牧原秀樹衆議院議員

理学療法士に関する課題を説明する斉藤秀之会長(写真右)